脱原発のメッセージを掲げた音楽フェス「NO NUKES2014」が9月29日〜10月1日夜、東京都内で行われ、3日間で約7500人が参加しました。
会場いっぱいの参加者は、かけ声や手拍子とともに音楽に体をゆだねて楽しみました。
ミュージシャンは演奏の合間にそれぞれ思いを語りました。「1年間、原発なしでやってきた。なしでやっていけるなら、ない方がいい」(斉藤和義さん)、「川内原発が再稼働するかしないかで、未来が大きく分かれる」(「ザ・ハイエイタス」の細美武士さん)。
「政治に関わるのはダサいという雰囲気を変えたいよね」と呼びかけたのはロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」の後藤正文さん。
「みんなで話し合って、それぞれのやり方で楽しみながら良くしていきたい」と、原発の「安全神話」を皮肉った曲「N2」などを演奏し会場を盛り上げました。
神奈川県から参加した男子学生(20)は「楽しかった」と満足げの表情で「好きなアーティストが率直に気持ちを伝えてくれてうれしい。自分でも原発についてもっと調べたい」と語りました。
同フェスは、音楽家の坂本龍一さんの呼びかけで2012年に初めて開催し、今年で3回目です。
(「しんぶん赤旗」2014年10月2日より転載)