鹿児島県薩摩川内市の3自治会の代表らは9月24日、九州電力川内原発1、2号機の再稼働の賛否を全有権者に問うはがきでの「住民投票」に取り組むことを決めました。呼びかけたのは、川内原発から約10~12キロ圏に位置する三つの自治会で、この日、それぞれの自治会長が共同代表となり会見しました。
「住民投票」は、投票用のはがきに「賛成」か「反対」のどちらかに丸印をつけ、52円切手を貼りポストに投函するもの。郵便はがきでの投函を広く呼びかけています。10月末を目処に第1次集約をする予定です。
川畑清明共同代表(山之口自治会長)は会見で、岩切秀雄市長も市議会も、住民の意見を全く聞こうとしないと批判。「市民の本当の気持ちを受け止める受け皿として『住民投票』をしていきたい」とのべました。
「52円の住民投票」と銘打った今回の運動には、趣旨に賛同した呼びかけ人らが、戸別訪問などで全有権者にはがき投函を訴え、井上勝博市議(日本共産党)や県議なども地域での呼びかけ人となっています。
今後、宣伝カー運行や街頭宣伝に取り組み、呼びかけ人やボランティア、カンパを募り、草の根の運動を展開していくとしています。
(「しんぶん赤旗」2014年9月25日より転載)