東京電力福島第1原発の高濃度汚染水を貯蔵する「D5」タンクで9月9日午前10時32分ごろ、止め弁付近から漏水が見つかりました。
東電によると、漏水は1秒に3滴程度で、弁の締め込みによって同11時5分に止まりました。止め弁は、別のタンクとつなぎ合わせるための配管の出口を閉じている部分。
漏れた水は、汚染水を淡水化装置で処理したあとに残り、多核種除去設備(ALPS)などで放射性物質を取り除く前の濃縮塩水。東電は、漏水の量、放射線量や原因については調査中としています。
(「しんぶん赤旗」2014年9月10日より転載)