東京電力福島第1原発事故から3年半を振り返り、全国で相次ぐ原発再稼働への動きについて考える原発問題の全国シンポジウム(日本科学者会議主催)が8月30、31両日、石川県金沢市で開催されます。日本科学者会議石川支部は「原発の将来について考えるきっかけになれば」と多くの市民の参加を呼びかけています。
1日目は「福島原発事故から3年半一現状はどうなっているか」をテーマに、福島大学副学長の清水修二氏(経済学)が福島県民の現状と復興への展望、日本大学の野口邦和准教授が放射能汚染をめぐる状況などを報告します。
2日目は「原発の耐震安全性と活断層問題の状況」をテーマに、新潟大学名誉教授の立石雅昭氏(地質学)が原子力規制委員会の新規制基準の問題などについて講演。現地からの報告として石川支部の児玉一八氏が志賀原発、福井支部の山本雅彦氏が若狭沿岸の原発周辺の活断層問題をそれぞれ説明します。
2日目午後には、活断層の存在が指摘される志賀原発周辺をまわる現地視察ツアーも計画されています。
会場は金沢市駅西健康ホール。参加費1000円(予稿集代)。現地視察は別途3000円。問い合わせは石川支部090(8969)6693(直江さん)。
(「しんぶん赤旗」2014年8月20日より転載)