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川内原発廃炉求める・・鹿児島 姶良市議会が意見書 &「福島民友」に抗議の声

 鹿児島県の川内(せんだい)原発から30キロ圏内に一部が入る姶良(あいら)市で11日、市議会(定数24)は、川内原発1、2号機の再稼働に反対し、廃炉を伊藤祐一郎県知事に求める陳情を採択、同趣旨の意見書を議長を除く賛成多数(賛成21、反対1、欠席1)で可決しました。

 意見書は、福島原発事故がいまだ収束しておらず再稼働は許されないと指摘。原発事故時の避難計画について、風向きによって迅速な対応が求められるが明らかになっておらず住民は不安を持っているとして、伊藤知事に対し「住民の安全を守る」一点で一致し、川内原発再稼働に反対、廃炉を求めています。

 日本共産党の堀広子、渡辺理慧両市議は賛成しました。

 堀市議団長は、「これまでも川内原発3号機増設に反対する意見書を可決するなど共同を広げてきた。再稼働に反対し『廃炉』を求める市民の声に知事は耳を傾けるべきだ」と話しました。

 川内原発3号機増設計画の白紙撤回や、原子力に依存しない自然エネルギー政策に転換を求める陳情も採択し、意見書を可決しました。

 

「福島民友」に抗議の声・・反原発デモを中傷

 「福島民友」(7月2日付)が「反原発デモに違和感『福島差別』助長した側面」と、金曜行動を中傷したことに対し、7月11日、福島市の街なか広場で毎週行っている原発ゼロを目指す金曜行動参加者から抗議の声が聞かれました。

 佐藤大河さん(28)は「『福島には子どもを住まわせるな』などと極端なことを言う人も当初はいたかもしれませんが、福島に心を寄せてやっている人たちも多いのです。正しい方向に行っている運動に水をさすものだ」といいます。

 「金曜日になるとここに立って訴えています」と話すのは八代明子さん(67)。「自分たちの問題として捉えていない人もいますが、やり続けないと忘れさられてしまいます」

 久保田亮さん(25)は「デモや金曜行動を悪い印象に見せようとしている。原発をどうしたらなくせるのかの思いでアピールしています。事故は終わっていないから毎週声を上げています」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2014年7月13日より転載)

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