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断層評価で2回目の会合・・志賀原発で規制委

 原子炉直下などを走る敷地内の破砕帯(断層)が活断層と指摘されている北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)について、原子力規制委員会の専門家チームは11日、第2回評価会合を開きました。

 前回会合(3月)で指摘された専門家の意見や要望に対し、北陸電力が追加調査をもとに、活断層ではないとする説明を繰り返しましたが、専門家から「結論に飛躍がある」「(現状の手法では)正しい答えは出てこない」などの意見が相次

ぎました。

 座長役の島崎邦彦委員長代理は「(専門家)相互の議論ができておらず、次回はそうしたい」と述べました。

 志賀原発の敷地内には8本の破砕帯があり、1号機原子炉直下を「S−1」と呼ばれる破砕帯が、1、2号機のタービン建屋の下を、「S−6」が通っています。また、原発から約1キロ東に活断層の福浦断層があり、敷地内の破砕帯と連動する可能性も指摘されています。

 前回会合では、専門家4人全員から、活断層の可能性は否定できないとする認識が示されていました。

(「しんぶん赤旗」2014年7月12日より転載)

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