伊方原発1、2、3号機の運転差し止めを四国電力に求めている裁判の第8回口頭弁論が7月8日、松山地裁(西村欣也裁判長)で開かれました。原告には四国の全市町村と全国から参加しています。
伊方町二名津(ふたなづ)の自営業・長生博行(47)さんが意見陳述し「美しい佐田岬半島の自然を守るため、そこに住む私たちの生命と財産を守るために、伊方原発の運転差し止めを」と訴えました。
薦田伸夫弁護団長は「われわれは言うべき主張は言い尽くした。早期結審で勝利判決を求めたい」と述べました。
内山成樹弁護士がプロジェクターを使って「伊方原発の地震動想定の問題点」を説明。「伊方原発の想定地震動はマグニチュード5・7、最大の揺れを620ガルと設定している。あまりに過小評価で、2500ガル以上は想定しなければならない」と力説しました。
口頭弁論後、松山市内で記者会見・報告集会が開かれ100人が参加。中川創太弁護士は「主張をし尽くし、争いようのない事実を明らかにした。四電は根本問題で反論すべきだ」と話しました。
次回口頭弁論は、10月28日午後2時半から開かれます。
(「しんぶん赤旗」2014年7月10日より転載)