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伊方原発 第4次提訴・・運転差し止め求め336人

裁判所に向かう伊方原発運転差し止め訴訟の第4次原告団=6月24日、松山地裁前
裁判所に向かう伊方原発運転差し止め訴訟の第4次原告団=6月24日、松山地裁前

 四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)1〜3号機すべての運転差し止めを求める県内外の住民ら336人は6月24日、四電を相手取り、松山地裁に第4次提訴しました。今回の提訴で、四国の全95市町村から運転差し止めを求める原告が出ることになりました。原告は、第1次〜第3次の提訴と合わせ、31都道府県1338人となりました。

 原告には、日本原水爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)代表委員や被爆医師の肥田舜太郎さん、日本で最初の原発訴訟である伊方1号機訴訟などに中心的にかかわった、斉間淳子さんらが加わりました。坪井さんは、今回の提訴にあたり「原爆による被害も原子力発電所の事故による被害も、二度とあってはなりません。そのためには、核兵器の廃絶とともに、原子力発電所の再稼働を許さず廃炉に向かうべきだと訴えます」とメッセージを寄せました。

 提訴後の記者会見・報告集会で、新たに原告に加わった田村栄子さん(72)は「人間・生物の生と相いれないものとして原発がある。即座に全廃すべきだ」と強調。武岡恵子さん(57)は「両親が被爆者で核廃絶を願っている。地震大国の日本で原発はいらない。原告の輪を広げたい」と話しました。

 薦田(こもだ)伸夫弁護団長は、大飯原発運転差し止めを命じた福井地裁判決を解説し「各地の原発訴訟で福井地裁判決に続く判決が次々出れば裁判所の見方も変わる。伊方訴訟も早期に結審して判決を出すよう求めていきたい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2014年6月25日より転載)

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