東京電力は6月22日、福島第1原発で汚染水に含まれるトリチウム(3重水素)以外の放射性物質を大幅に減らす浄化装置「ALPS」(アルプス)3系統のうち、点検中に腐食が見つかっていた1系統の運転を再開しました。3系統同時運転は
約3ヵ月ぶり。
東電によると、さびによる腐食があったのは配管の一部で、劣化したパッキン交換に合わせた点検中に見つかりました。対策として、さびの発生を抑える装置を約40力所に設置。すでに再開している残り2系統も今後、同様の腐食対策を施します。
3月に別の1系統のパッキンが放射線で劣化し、処理ができなくなりました。その後も残りの2系統で同様の不具合が発生。順次、劣化しにくい別素材のパッキンに交換しました。
(「しんぶん赤旗」2014年6月23日より転載)