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「因果関係断定せず」「美味しんぼ」・・小学館が見解

 小学館の週刊『ビッグコミックスピリッツ』に連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」(雁屋哲作、花咲アキラ画)の「福島の真実」編で、東京電力福島第1原発を訪問した主人公が鼻血を出すなどの描写が論議を呼んでいる問題で、同誌編集部は5月12日、「鼻血や疲労感と放射線の影響を関連づける発言が出てきますが、否定的な意見も多く存在し、因果関係を断定するものではありません」とする見解を発表しました。

 見解では、作中の表現は「低線量放射線の影響の検証や現地のさまざまな声を伝える機会が減る中、議論をいま一度深めることを願って作者が採用した」と説明しています。

 作者の雁屋さんは4日付のブログに「福島を2年かけて取材し、すくい取った真実をありのままに書いた」と記しています。同誌は、専門家らの意見と自社見解をまとめた特集記事を「福島の真実」編最終話とともに、19日発売号に掲載します。

(「しんぶん赤旗」2014年5月14日より転載)

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