【モスクワ=時事】史上最悪の放射能汚染をもたらした旧ソ連チェルノブイリ原発事故は4月26日、発生から27年となりました。原発職員らが住むウクライナ北部スラブチチでは、発生時刻のモスクワ時間午前1時23分(日本時間午前6時23分)、事故処理時の殉職者30人の追悼式が行われました。
「1986年4月26日はチェルノブイリの歴史を一転させた」(原発広報)。スラブチチは半径30キロの立ち入り規制区域外に建設された原発城下町。職員や元事故処理作業員らが「記憶の広場」に集まって、「あの日」の夜に思いをはせました。