首都圏反原発連合(反原連)は4月26日、即時原発ゼロを訴える首相官邸前抗議行動を行いました。茂木敏充経済産業相が“秋にも原発を再稼働する”と語るなど、再稼働をねらう安倍晋三内閣に対し、2500人の参加者(主催者発表)は「再稼働反対」「大飯(原発)をとめろ」などの声をあげました。
首相官邸前や国会正門前では「安倍さん、原発事故は収束していないと宣言すべきだ」「新基準はでたらめだ。再稼働させてはならない」と訴えるスピーチが相次ぎました。
4月26日は1986年にチェルノブイリ原発事故が起きた日です。東京都八王子市の男性(45)は「日本でも最悪の事故が起きて、さらに繰り返されようとしている。絶対に再稼働させてはいけない」と語ります。
初めて参加した東京都世田谷区の女性(53)は「茂木大臣の発言はとんでもない。原発事故はまだ何も収束していない状況です。国が責任をもって東電を指導すべきです」といいます。
職場仲間と駆け付けた東京都目黒区の女性(38)は「夫の実家は福島県いわき市です。以前は海で泳いで、おいしいカツオを食べることができました。今はつくった野菜も食べられない。全ての原発を早く止めて」。
さいたま市から参加した女性(33)は「ほかの発電方法でも代わりがきくのに、原発を動かすために命や生活、自然を危険にさらす政治は許せない」と話しました。
笠井、塩川氏スピーチ
官邸前抗議行動では日本共産党の笠井亮、塩川鉄也の両衆院議員がスピーチしました。
笠井氏は、茂木経済産業相が秋にも原発を再稼働すると発言したことを批判。参加者から「冗談じゃない」の声が飛びました。笠井氏は、「仮免許で再稼働させた大飯原発(福井県)を、試験問題をやさしくして7月以降も運転を継続しようとしている。許せない」とのべました。
塩川氏は、新規制基準は格納容器が壊れそうになったら放射性物質を放出することを前提としているとのべ、「こんなことをどうして許すことができるでしょうか」と訴えました。
原発事故収束していない・・官邸前 首都圏反原発連合
(反原題)は4月26日、即時原発ゼロや再稼働中止を訴える首相官邸前抗議行動を行いました。茂木敏充経済産業相が秋にも原発再稼働の見通しと語るなど、原発再稼働をねらう安倍晋三内閣に対し、いっせいに「再稼働反対」「大飯(原発)をとめろ」「伊方原発再稼働反対」などの声をあげました。
首相官邸前や国会正門前では「安倍さん、原発事故は収束していないと宣言すべきだ」「新基準はでたらめだ。再稼働させてはならない」と訴えるスピーチが相次ぎました。
4月26日は、1986年にチェルノブイリ原発事故が起きた日です。東京都八王子市の佐々木寛さん(45)は「チェルノブイリの事故以上の事故が日本で起きて、さらに繰り返されようとしている。絶対に再稼働させてはいけない」と語ります。
さいたま市から参加した大橋つかささん(33)は「ほかの発電方法でも代わりがきくのに、原発を動かすために命や生活、自然を危険にさらす政治は許せない。本当に大切なものは何かよく考えてほしい」と話しました。
東京都渋谷区の今沢武さん(70)も「国民になんの説明もなく再稼働をすすめるのは許せない。原発のほうがコストも高くつくし、放射能により生命の危険もある。こんな政治では将来が心配です」。
日本共産党の笠井亮、塩川鉄也両衆院議員も参加してスピーチしました。
秋田・・大間原発の建設やめよ
秋田市の即時原発ゼロを求める市民団体「さよなら原発県民アクション」は、同市中通の仲小路をデモ行進し、「原発ゼロで地球をまもろう」などと唱和しました。
初参加の人を含む26人が参加。「再稼働許さない」「大間原発(青森県大間町)の建設やめよ」などのプラカードを持って、「原発なくそう」と訴えました。
岡山・・島根原発の再稼働ノー
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は、岡山市の中国電力岡山支社周辺で37回目のデモ行進を行い、37人が参加しました。
今回から出発前にリレートークを始めました。初めて行動に参加した中島正智さん(31)は「原発なくそうとデモ行進に参加しました」と語りました。
参加者は、「青い空は」の替え歌で「♪きれいな空気 きれいなままで 子どもらに残したい 寒い3月の午後 故郷あとにした」と歌いながら「原発ゼロ」を訴えました。最後に「島根原発を再稼働するな」「自然エネルギーを活用しよう」とアピールしました。