【ベルリン=時事】ドイツの民間研究機関「再生可能エネルギー国際経済フォーラム」は4月25日までに、今月18日正午に太陽光と風力の発電による電力が国内電力需要の50%以上に達したことを明らかにしました。夜間や週末に太陽光と風力の電力が火力や原子力など従来型発電の電力を上回ったことはありますが、電力需要が高い平日昼では初めてといいます。
同フォーラムによると、18日昼の電力需要は約7000万キロワット。一方、太陽光と風力による発電量は原発30基分以上に相当する3600万キロワットで、過去最高となりました。
同フォーラムは「夏にかけて日照時間が延びれば、太陽光の発電量はさらに増えるだろう」と期待しています。