首都圏反原発連合（反原連）は4月25日、「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える首相官邸前抗議行動をおこないました。官邸前には「川内（せんだい）原発　再稼働反対」「命を守れ」「フクシマを忘れるな」などのプラカードが林立。参加した２０００人（主催者発表）が、「再稼働反対」「原発ゼロを撤回するな」とコールしました。

埼玉県鴻巣市の男性（６９）は「福島事故のようなことを繰り返してはならない。事故が起きれば、誰も被害の拡大を防げない。原発はなくすしかない」と語りました。

初めて参加した横浜市金沢区の男子大学生（１８）は「安倍首相は、原発を動かすなという国民の声を無視している。事故の収束もできないのに、再稼働や輸出なんてとんでもない」と話しました。

千葉県船橋市から夫婦で参加した男性（６６）は「原発は危険でコストも高く、廃棄物の処分場もない。電気も足りている。再稼働なんてやめさせなくてはいけない」と憤ります。

東京都品川区から友人と参加した男性（３５）は「原発の問題は国民の願いと政治とがかけ離れていることを象徴している。福島の事故がなかったかのような政府の態度は許せない」。

反原連は、九州電力川内原発の再稼働に反対する「川内原発再稼働やめろ！キャンペーン」を開始しました。独自に作製したリーフレットを広く配布するなどします。

笠井議員スピーチ

日本共産党の笠井亮衆院議員は２５日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。日米首脳会談の共同声明でエネルギー基本計画を歓迎し原発推進を約束したことを批判。「再稼働反対は民意だ。みなさんとともにがんばっていく」と訴えました。