福島県の佐藤雄平知事は8月28日、東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、茂木敏充経済産業相と経済産業省で会談しました。佐藤知事は「状況は悪化の一途をたどっている。もはや東電で対応できる問題ではない」と指摘しました。東電に対する指導を徹底することや、汚染水対策の全体像を具体的に示すことなどを要請。「国の威信に懸けてしっかり対応してほしい」と求めました。
茂木経産相は「安倍政権として福島の復興は最優先課題だ。それを進める上でも汚染水の問題を抜本的に解決していく以外にない」と強調し、予備費の活用も含めて財政措置を講じる方針を説明しました。