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高レベル廃液400トン超・・茨城東海村の再処理施設保管

原発の使用済み核燃料から出た高レベル放射性廃液が、日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)に400トン超保管されていることが8月29日、分かりました。原子力規制庁が原子力機構に対し同日行ったヒアリングで明らかにされました。

廃液について、原子力機構は漏出の危険性が低いとされるガラス固化体での保管を目指していますが、全ての処理を終えるまで約20年かかるとの見通しを示しました。

原子力機構によると、東海施設では使用済み核燃料を再処理した際に出た高レベル放射性廃液が約406トン、プルトニウム溶液が約3トン貯蔵されています。高レベル廃液にはセシウムやストロンチウムなどが高濃度で含まれています。

原子力機構の試算では、高レベル廃液を貯蔵するタンクで冷却ができなくなった場合、24時間で1000億ベクレルの放射性物質が施設の外に放出される可能性があります。

規制庁は20年の処理期間を問題視し、次回もヒアリングを続けることになりました。

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