「ジャー」と音をたてて
東京電力は9月4日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機タービン建屋と高温焼却炉建屋で行った地下水流入調査の結果を発表しました。公表した映像からは、1号機タービン建屋に水が「ジャー」と音を立てて流れ込んでいる状況が明らかになりました。
調査は8月30日、ダクト接続部付近の建屋の床にあけた穴にカメラを入れて撮影。東電は、タービン建屋の地下1階で上部から水が落ちていることを確認したとしています。
一方、高温焼却炉建屋では、地下2階の床から1~2メートルのところで北向きの水の流れを確認しました。同建屋は2、3号機タービン建屋地下にたまった高濃度の放射能汚染水の移送先として使われています。
東電は「詳細な流入箇所や流入量を特定するため、引き続き調査を行う」とともに、止水方法の検討がまとまり次第、止水工事をしたいとしています。
1号機タービン建屋地下の地下水流入現場(東京電力提供)・・写真は、準備中