「再稼働反対！９・14さようなら原発大集会」が9月14日、東京・亀戸中央公園で開かれ、約９０００人（主催者発表）が参加しました。主催は「さようなら原発」１千万署名市民の会。

主催者あいさつに立った作家の大江健三郎さんは、安倍首相が汚染水問題の状況は「コントロールされている」と公言したことについて、「港湾内の水は外洋とつながっている。首相はどうしてこんなうそを言うのか。彼は現実を見ていない」と批判。「将来の子どもたちが生きていくことのできる世界を残すために、今日ここに来ている人たちが志一つにしていきましょう」と呼びかけました。

集会後、参加者は「原発のない社会をつくろう」とコールしながら浅草の町をパレードしました。７歳、５歳、３歳の息子と一緒に初めてデモに参加したという埼玉県春日部市の植木ゆかさん（40）は「放射能汚染は、子どもや孫たちの世代まで続く問題。原発はいらないと、ちゃんと表明したいと思って来ました。少しでも自分にできることをしていきたい」と語りました。