
ふくしま復興共同センター(野木茂雄代表委員)は14日、原発ゼロを掲げて毎月実施している「イレブン行動」を福島市で行い、原発の「最大限活用」が打ち出された第7次エネルギー基本計画(案)の撤回を求めました。日本共産党の神山悦子県議も訴えました。
参加者は「『エネルギー基本計画』(案)は撤回せよ!」と書かれた横断幕やプラスターを掲げ、通行人にアピール。用意されたチラシ入りのポケットティッシュは、あっという間になくなりました。
野木氏は「原発事故も被害も続いているのに、なぜ『原発を最大限活用する』などと言えるのか。『基本計画』(案)は撤回し、原発をやめて、再生可能エネルギーに転換すべきです」と話しました。
横断幕の前に立ち止まった福島市在住の女性(82)は「可能な限り原発を減らすという文言を削り、逆に最大限活用すると強調した国は許せない。私も大変な苦しい思いをしたし、福島の復興はまだまだ不十分。原発は要らない。ひとたび事故が起こったら後が大変だ」と話しました。
行動に参加した石川麻弥さん(38)は「経済産業省が26日まで意見公募(パブリックコメント)を実施している。私たちの意見が届くよう世論を広げたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2025年1月15日より転載)