「命をつなぐ地球環境を９・１６さようなら原発全国集会」が１６日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれました。主催は「さようなら原発一千万署名市民の会」です。

　主催者を代表して評論家の佐高信さんと作家の落合恵子さんがあいさつしました。

　女川原発の再稼働を許さない！みやぎアクションの多々良哲さんは「女川原発は３回も再稼働の延期をしている。安全面の軽視だ」と訴えました。

　東海第２原発運転差止訴訟原告団の相良衛さんは防波堤の施工不良について「内部告発がなければわからなかった」と日本原子力発電の隠蔽（いんぺい）体質を批判しました。

　新潟平和運動センターの有田純也さんは柏崎刈羽原発の再稼働の動きにたいし、直接請求運動をはじめると宣言。これ以上海を汚すな！市民会議の織田千代さん、核の中間貯蔵施設はいらない！下北の会の栗橋伸夫さん、３１１甲状腺がん子ども支援ネットワークの阿部ゆりかさん、Ｆｒｉｄａｙｓ　Ｆｏｒ　Ｆｕｔｕｒｅ　Ｔｏｋｙｏの中村千博さん、二本木葦智（よしとも）さんが発言しました。

　二本木さんは「気候危機はこの１０年で何をするかがカギ。けれど自民党総裁選では話題になっていない」と批判しました。

　閉会あいさつにたった鎌田慧さんは「原発は人を犠牲にしてもうける装置」だと指摘。「原発にさようならを」と呼びかけました。

　参加者は５０００人（主催者発表）。集会後、デモ行進しました。

（「しんぶん赤旗」2024年9月17日より転載）