「感銘受けていた。いつか署名しようと」
原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会は26日、定例のチェルノブイリデー宣伝を札幌駅前で繰り広げました。
小さなテーブルを用意して、初めて署名コーナーを設置。「原発をなくすための署名です」と、道行く市民に呼びかけると、足を止め、次々署名しました。
いつも昼に通る時に見かけて感銘を受けていたと話す21歳の青年は、「いつか時間のある時に署名しようと思っていました」と語り、ペンを走らせました。「原発が危険なことに変わりはない。廃炉にすれば防潮堤も必要ない」と話して署名する人もいました。
道原発連の堀一代表委員がマイクを握り、「北海道電力は泊原発を再稼働させるために、新たに1800億円もかけて防潮堤を建設しようとしている。今でも日本一高い北海道の電気料金に、さらにその費用が上乗せされる」と訴えました。
道労連の三上友衛議長は、北海道は全国一豊かな自然エネルギーの発電量を誇っているにもかかわらず、原発を動かすために自然エネルギーを無駄にさせられていると指摘。「いまある北海道の自然エネルギーを使えば原発の入る余地はない。自然エネルギーを道民、住民のために使わせるためにも声を上げていこう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2024年8月28日より転載)