水戸市の日本原電(原電)茨城事務所前で9日、「原電東海第2原発再稼働反対と廃炉を求める有志の会」(玉造順一代表)が、541回目の水戸金曜日行動を行いました。
会の中心メンバーで茨城町から参加の川澄敏雄氏が、東海第2原発の現状について報告。防潮堤工事の施工不良問題で、原電は補強や補修計画「つくり直し」を8月下旬の原子力規制委員会会合まで先送りしていることに触れました。
福島の子どもたちの保養事業に携わっている女性は「広島や長崎でも放射能被害は何代にもわたって続く。福島の子どもたちもそれを背負っている。原発事故、福島は何も終わっていない」と訴えました。
日本共産党の江尻加那県議も駆け付け「行動が始まって13年、たくさんの仲間と出会った。志半ばで旅立った人たちに思いをはせ、みんなで力を合わせていきましょう」と呼びかけました。
旗やプラスター、鳴り物などでアピールしながら、参加者が次々とスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2024年8月12日より転載)