原子力規制委員会は3日「帰還に向けた安全 ・安心対策に関する検討チーム」の第2回会合を開き、放射線量の考え方を中心に議論しました。
政府の原子力災害対策本部が、年間20ミリシーベルトを避難解除の基準とす「検討の視点と具体的検討項目(案)」を提示。規制委の中村佳代子委員も「年間20ミリシーベルトを動かすと混乱が起こる」と発言しました。
議論では外部有識者から個人線量から空間線量からの類推だけでなく実態にあった把握にする必要がある▽放射線量の数字の持つ意味をどう受け止めればいいかの議論を▽医療による被ばく量は多いのでそれを含めて議論すべきなどの意見が出ました。