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20年間の運転延長抗議/鹿児島 川内原発前で実行委

原発のゲート前で「ストップ原発」「頑張ろう」の声を響かせる参加者=4日、鹿児島県薩摩川内市

 鹿児島県薩摩川内(せんだい)市の九州電力川内原発1号機が4日、営業運転開始から原則40年の運転期限を過ぎ、20年間の運転延長の期間に入りました。市民団体「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」は同日、川内原発のゲート前で抗議集会を開きました。

 向原祥隆共同代表は「老朽化した原発をさらに20年も動かすことがあってはならない。原発を動かし続ける限り、使用済み燃料が増え続ける。間もなく川内の使用済み燃料の貯蔵プールも満杯です。私たちは廃炉になるまで反対し続ける」と訴えました。

 知事選(7日投票)を20年運転延長ストップと県民投票実施を掲げてたたかっている、「みんなの声でかごしまをつくる会」の、てのくち里花候補=無所属新=があいさつし、「今度こそ県民を裏切らない知事を」「20年運転延長を止めるために皆さんとともに頑張ります」と訴えました。

 原発から約10キロに住む有馬和子さん(75)は「未来の子どもたちのために一日も早く廃炉に。1人でも2人でも多くの人と手を結び『NO』と言い続けたい」と話していました。

 川内原発1号機は1984年7月4日に営業運転を開始。2号機は来年11月に40年を迎えます。

(「しんぶん赤旗」2024年7月5日より転載)