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島根原発再稼働やめて/松江市に350人集会・デモ

デモ行進で市民にアピールする集会参加者=3日、松江市

 中国電力が今年8月の再稼働をめざす島根原発2号機をめぐり、再稼働を止める集会(同実行委主催)が3日、松江市のテルサホールで開かれました。島根県内をはじめ鳥取、岡山、広島の各県などから約350人が参加し、集会後は会場周辺をデモ行進しました。

 実行委代表の岡崎由美子弁護士があいさつし、「島根原発も半島にある。能登半島地震を踏まえれば、2号機の再稼働は許してはならない」と強調しました。

 大河陽子弁護士が「原発震災!『避難計画』は住民を守らない」と題して講演。避難行動要支援者の支援者不足やバス運転手が確保できない問題などを挙げ、「避難計画は実現可能なものではなく福島原発事故の被害を繰り返すものになる」と訴えました。

 松江生協病院の眞木高之院長ら4氏が医療や避難の困難性についてスピーチしました。

 集会は、島根・鳥取両県知事に対し、2号機再稼働同意を撤回し、島根原発の安全性と避難計画の実効性の再検証を求めるアピールを採択しました。

 日本共産党の、むらほえりこ衆院島根1区候補、亀谷ゆう子同2区候補など30キロ圏内の地方議員が参加しました。

(「しんぶん赤旗」2024年3月5日より転載)