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プルトニウム所有権交換/電事連 国内電力各社間で

 電気事業連合会は16日、電力大手が海外に保管するプルトニウムの所有権を交換する契約を結んだと発表しました。

 普通の原発でウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使う「プルサーマル」を実施する四国電力と九州電力が英国に保有するプルトニウムのうち1・7トンと、他社がフランスに保有する同量のプルトニウムを交換することで、保有するプルトニウムを減らすねらいです。

 日本が国内外に保有するプルトニウムの総量は2022年末時点で約45・1トン。核兵器の材料にもなるプルトニウムの大量保有は、核拡散の観点から国際社会から懸念が示されています。このうち、海外保有分は、英国に約21・8トン、フランスに約14・1トン。英国にはMOX燃料加工工場がありません。

 そのため、四電と九電が英国に保有するプルトニウムと、加工工場のあるフランスに保有する東北電力や東京電力、中部電力など5社のプルトニウムの同量の所有権を交換。フランスで加工したMOX燃料を輸入し、四電の伊方3号機と、九電の玄海3号機で利用する計画です。

 政府は「利用目的のないプルトニウムは持たない」ことを原則にして、プルトニウム保有量を減少させるとしていますが、見通しは立っていません。

(「しんぶん赤旗」2024年2月19日より転載)