原発問題全道連絡会と国民運動道実行委員会は9日、「福島第1原発事故を忘れない」と定例の「イレブンアクション」宣伝を繰り広げました。
多くの人が行き交う札幌駅前で、「放射性廃棄物―核のごみ持ち込み反対」や「原発ゼロ 自然エネに転換を」ののぼりをはためかせ、原発ゼロ基本法制定を求める署名を呼びかけました。
道原発連の堀一代表委員は「能登半島地震が志賀原発や柏崎刈羽原発を直撃し、発表するたびに被害が拡大しています。北陸電力は過去にも事故隠しが問題となり、何が真実なのかと不安の声が上がっています。全国の原発を停止し、ただちに廃炉を決断させましょう」と訴えました。
署名した70代の男性は「地震大国で原発をつくること自体が無理な話。住民が反対して建設を止めた珠洲(すず)市=石川県=の被害を見ても原発があったら大変だった。命よりも利益を優先する原子力産業に固執するのはやめるべき」と力を込めました。
別の市民は「志賀原発が福島第1原発事故を上回るようなものではなかったとしても、事故は事故だ。原発を動かすのは改めた方がいい」と話し、ペンを走らせました。
(「しんぶん赤旗」2024年2月11日より転載)