【ベルリン=時事】国際原子力機関(IAEA)は30日、昨年10月に実施した東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に関する現地検証の結果を公表しました。報告書は「国際的な安全基準に合致していることを確認した」と説明した上で、今後も検証を続ける必要があると強調しました。
IAEAは10月24~27日に調査団を日本に派遣。東電や政府に聞き取りを行ったほか、原発を直接訪れて設備の稼働実態を検証しました。調査団には中国や韓国の専門家も参加しました。
報告書は「機器や設備が国際的な安全基準に沿って運用されていることを確認した」と結論付けました。
(「しんぶん赤旗」2024年2月1日より転載)