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原発進めた国に審判を・・いわき市民訴訟 最高裁に原告ら

最高裁要請の報告をするいわき訴訟の伊藤原告団長=15日、東京都千代田区

 東京電力福島第1原発事故で国の責任を求めて最高裁に上告している、いわき市民訴訟原告団らは15日、公正な判決を求めて団体・個人署名を最高裁に提出しました。これまでの署名と合わせ、団体署名は5274団体、個人署名は1万5574人にのぼります。8月から毎月行ってきた要請行動は5回目を迎えました。

 伊東達也原告団長は、原発事故後、大熊町からいわき市に避難した歌人が、事故以前から事故を予見し無念の中亡くなった歌を紹介。「被害者は13年たっても(事故を)忘れられない。現に被害が続いている」と悲痛な思いを語りました。同様の集団訴訟に対し昨年6月、最高裁が国の責任を認めなかった判決がいかにひどいものか「理解してほしい」と訴えました。

 全国でたたかう同種の訴訟の原告が発言しました。名古屋高裁で11月22日に国の責任を認めない判決が出た、愛知岐阜訴訟の岡本早苗原告団長は「原発を推進してきたのは誰なのか」と強調。「司法が政府の暴走を止める監視機関としての機能を全く果たしていない」と述べ、最高裁で国の責任を認めさせる決意を語りました。

 東京訴訟は今月26日に東京高裁で判決が出ます。原告の鴨下美和さんは「勝たねばならない裁判だ」と力を込め、判決の傍聴に来てほしいと呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2023年12月16日より転載)