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原子力災害からどう守る・・国会議員と市民が懇談

 「原子力災害から国民をどう守るのか」と題して議員と市民の懇談会が7日、衆院第1議員会館で開かれました。主催は脱原発政策実現全国ネットワークです。

 全国ネットワーク事務局長の池島芙紀子さんは、青森県六ケ所村と茨城県東海村にある再処理工場の危険性をのべ「核燃料サイクル施設のもんじゅは廃炉になったけれど、それとセットの再処理工場もとめるべきだ」と訴えました。

 原子力災害対策のひとつ、安定ヨウ素剤の事前配布について、京都在住のジャーナリスト、守田敏也さんは「兵庫県丹波篠山市と滋賀県米原市で住民にヨウ素剤を配布することができた。これを30キロ圏外、そして全国にすすめてほしい」と訴えました。

 福島県から参加した福島原発告訴団の武藤類子さんは「東京電力福島第1原発の事故直後、ヨウ素剤が配布されたところもあったが、多くの住民は存在も知らされず配られなかったところがあった」と発言。「事故が起きてからでは間に合わない。事前に配布することで子ども、若者を守ることができる」と訴えました。

 懇談には、日本共産党から高橋千鶴子衆院議員が出席しました。

(「しんぶん赤旗」2023年12月8日より転載)