静岡市葵区で19日、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働を許さない「ひまわり集会」(実行委員会主催)が開催されました。600人が参加し、集会後のアピール行進では「浜岡原発再稼働反対」「原発なんていらないよ」とシュプレヒコールしました。通行人の注目を集め、アピール行進に参加する青年もいました。
林克実行委員長(原発なくす静岡の会代表)は、岸田政権の原発推進、「新増設」や「運転延長」方針を批判し、このままでは東海地震の震源域の真上にある世界一危険な場所に原発があり続けることになると指摘。「政府の原発政策に影響を与えるよう、遅い、高い、脱炭素社会に間に合わない岸田政権の原発推進政策を批判。原発推進反対の声を上げ、浜岡再稼働反対。原発ゼロの展望を開こう」と訴えました。
日本共産党の寺尾昭静岡市議会議員は、使用済み核燃料の処理方法が地下深くに埋めるしか方法がない中で「新増設」や「原発再稼働」は、使用済み核燃料が地下にたまる一方で問題を後回しにしていると批判。浜岡原発の再稼働を許さず永久停止・廃炉にさせるため、一緒に声を広げていくと決意を述べました。
ドキュメンタリー映画監督の早川由美子氏、三上元氏(元湖西市長)、金曜行動メンバーなども発言しました。
集会アピールを採択し、参加者たちは、歌に合わせて手に持ったペーパーフラワーを振り、「浜岡原発の再稼働許さず原発ゼロへ」の決意を新たにしました。
(「しんぶん赤旗」2023年11月21日より転載)