秋晴れの青空の下、原発問題全道連絡会と国民運動北海道実行委員会は、札幌駅前で毎月11日の定例宣伝を繰り広げました。
赤、青、黄、緑のノボリが林立。「海は生命の源、福島原発事故の汚染水の海洋放出STOP!!」の横幕を並べ道ゆく市民にアピールしました。
市民が「何か事故など起きた時にどうするのか。汚染水も流してしまって、近隣の国が懸念を示すのは当たり前」と話し「原発ゼロ基本法」のパンフレットを持ち帰ります。
「違う安全な方法があるなら」とペンをとり、「頑張ってください」と参加者を激励していく会社員や「事故を経験した国だからこそ、慎重に考えてほしい」と友人を待たせて足を止める学生など、署名の呼びかけに応える人が相次ぎました。
道原発連の堀一代表、道労連の三上友衛議長、日本共産党の、はたやま和也衆院比例候補がスピーチ。
はたやま氏は、「福島第1原発事故は12年たった今も、廃炉の道筋が見えず、終わっていない。福島の悲劇を二度と繰り返してはならない」と強調。野党がまとめた原発ゼロ基本法案について、与党によって国会で棚上げとされてきた状況は民主主義といえるのかと訴え、「変える力は国民一人ひとりの声です」と署名を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2023年10月12日より転載)