日本共産党の藤野やすふみ衆院北陸信越比例候補は9月28日、富山市で日本民主青年同盟主催の学習会に参加し、「福島原発汚染水の排出と脱原発への道」と題して講演しました。
藤野氏は、汚染水の海洋放出の問題点などについて豊富な資料も使ってわかりやすく語りました。
福島原発事故の際、核燃料が溶けさまざまな構造物と混じりながら冷えて固まったのが燃料デブリです。「汚染水の源である燃料デブリにはさまざまな放射性物質が含まれ実態がわかっていない。燃料デブリに触れた水を放出している国は世界に一つもない」とその危険性を指摘しました。
参加者から、「なぜ海に流すのか」「共産党は原発をどうしようと考えているのか」などの質問もだされ、藤野氏はていねいに答えていました。
藤野氏は同日、泉野和之県常任委員とともに富山市婦中町の4カ所で街頭演説しました。物価高で国民が悲鳴を上げているが岸田内閣は腰が引けていると批判。汚染水問題、大軍拡などについて語り、「早ければ秋にも総選挙がある。日本の進路がかかった選挙。日本共産党に力を貸してほしい」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2023年10月2日より転載)