東北電力は28日、来年2月と想定していた女川原発2号機(宮城県)の再稼働の時期を来年5月ごろに延期すると発表しました。「安全」対策工事の完了が今年11月から来年2月に延びるため。
工事期間の延長は、ケーブルの火災防護対策工事の追加実施によるものです。
2021年に関西電力美浜原発3号機(福井県)の火災防護対象ケーブルが、共倒れを防ぐため二つの系統を分離する設計で認可されていたのに、実際には分離されていなかったことが原子力規制庁の検査で発覚。東北電によると、女川原発2号機についても必要性を確認したので、ケーブルの周辺を耐火材で覆うなどの工事を実施することにしたとしています。
(「しんぶん赤旗」2023年9月29日より転載)