名古屋
名古屋駅東口(名古屋市中村区)で16日夕、8月24日から始まった福島原発事故汚染水(アルプス処理水)海洋放出の中止を求めて抗議宣伝が行われました。10人が参加し、横断幕やボードを掲げリレートークしました。主催は、原発ゼロナゴヤアクション。
藤原はづき代表は、政府が地元漁業者の反対を押し切り、放出を強行したことを批判。「メルトダウンした核燃料を冷やした水を海に流す行為はどこの国でもやっていない。合意なき放出は断じて許されない。事故が起きれば制御不能となる原子力発電を見直し、再生可能エネルギーに転換しなければいけない」と話しました。
緑の党グリーンズジャパンの尾形慶子共同代表は「処理しても汚染していることに変わりない。30年以上も放出が続けば、膨大な放射性物質が流れる。薄めればいいものではない。将来、どのような問題が起きるか未知数。未来の子どもたちのために、おとなの責任として海洋放出に反対する」と訴えました。
愛労連の竹内創事務局長は「『今だけ、金だけ、自分だけ』の考えが日本社会に横行している。いくら疑問を持っても、国や東電、会社の方針に逆らえない労働者がいる。互いに助け合い、会社に立ち向かえる労働組合が今こそ重要。一緒に声をあげていこう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2023年9月17日より転載)