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審査資料誤り相次ぐ・・敦賀原発 原電が補正書提出

 日本原子力発電(原電)の敦賀原発2号機(福井県)の再稼働に必要な審査資料で誤りが繰り返され審査が再中断していた問題で原電は8月31日、審査申請書の補正書を提出しました。

 規制委は内容を確認した上で、審査を続けるかどうかを判断します。

 同原発の審査では、2019年に1000カ所以上の審査資料の記載不備が見つかり、20年には、ボーリング調査で得られた原子炉建屋直下を通る断層の地質データが無断で書き換えられていたことが、規制委側の指摘で発覚。審査が2年以上にわたって中断しました。

 22年10月、原電で再発防止策がなされたとして、規制委が審査再開を決定しましたが、その後の審査でも、地質試料の作成方法が不適切だったことなどの誤りが新たに見つかりました。規制委は今年4月、審査を再中断し、8月末までに、審査で焦点となっている、建屋直下を通る断層に関しての審査申請書の補正を提出するよう求めていました。

(「しんぶん赤旗」2023年9月1日より転載)