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女川原発訴訟 原告控訴・・差し止め認めず不服

 東北電力女川原発2号機(宮城県石巻市、女川町)の事故時の避難計画に実効性がないとして、地元住民らが原発再稼働の差し止めを求めた訴訟で、原告側は5日、請求を棄却した仙台地裁判決を不服として、仙台高裁に控訴しました。

 原告団長の原伸雄さん(81)は仙台市内で記者会見し、「万が一のことを考え、避難計画に実効性が確保されているかどうかは国民的な課題だ。(再稼働前に)早い結論を得られるよう高裁に求めたい」と述べました。

 仙台地裁は5月24日の判決で、原告側が女川原発2号機の具体的な危険性を立証していないとして差し止めを認めず、訴えを退けました。(時事)

(「しんぶん赤旗」2023年6月6日より転載)