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鹿児島 川内原発延長 是非問う・・県民投票条例求め署名開始

署名への協力を呼びかける「川内原発20年延長を問う県民投票の会」のメンバーら=1日、鹿児島市の天文館

 運転開始から40年の運転期限を間もなく迎える、九州電力川内(せんだい)原発1・2号機の、20年延長運転の是非を問う、県民投票の実施を求める市民団体は1日、鹿児島市の繁華街・天文館で、知事に県民投票条例制定を請求するための署名をスタートさせました。

 署名を呼びかけたのは「川内原発20年延長を問う県民投票の会」。初日は午前11時から終日、街頭で署名を呼びかけました。向原祥隆事務局長は、「原発の延長は県民一人ひとりが決めるべき。原発に賛成、反対に関係なく署名に協力してほしい」と訴えました。

 鹿児島市に住む男性(84)は「事故が起きれば被害を受けるのは県民。大事なことは県民投票で決めてほしい」と話し、署名しました。

 請求には、有権者の50分の1(約2万7000人分)の署名が必要で、市民団体は7月30日までに3万人分を目標に署名を集めます。

 市民団体は毎日、午前10時から11時までの間、鹿児島市の山形屋本店前で、午後6時から7時までは鹿児島中央駅東口前などで署名に取り組む他、県内約40カ所に「署名スポット」を設けて署名を集めます。

 必要な署名が集まれば、知事に署名を提出し、知事が県民投票条例案を県議会に提案、条例案を議会が可決すれば、県民投票が行われることになります。

(「しんぶん赤旗」2023年6月2日より転載)