原発推進等5法案(GX電源法案)が参院の経済産業委員会で可決したことに抗議しようと30日、国際環境NGO「FoE Japan」など複数の団体が共催で国会前集会を開催しました。法案の質疑を続けてきた日本共産党の岩渕友参院議員がスピーチしました。
マイクを手にした「FoE Japan」事務局長の満田夏花(かんな)さんは「『もし福島原発事故と同じ事故が発生したら責任が取れるのか』という質問に、岸田首相は原子力損害賠償法では原子力事業者が賠償責任を負うというような説明をして逃げた。福島原発事故の責任を誰もとっていない。断固として抗議したい」と訴えました。
福島県から参加した武藤類子さん(69)は、「もう二度と原発事故を起こしたくない。未来の世代に大きなつけを残し続けることをここでやめないといけない」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月31日より転載)