国際環境NGO「FoE Japan」などの市民団体は11日、国会で審議中の原発推進等5法案(GX電源法案)を参院で廃案にすることを目指す集会を国会前で開きました。日本共産党の岩渕友参院議員が駆け付け、あいさつしました。
福島老朽原発を考える会の阪上武代表は、原発事業者が見逃した原発の劣化が進行することもあるとのべ、本来は稼働させてはならない原発を原子力規制委員会が審査で見つけて止められるのかと指摘。「審査で対応できないし見つける仕組みもなく、規制委ではとても見つけられない」と批判しました。
東京都世田谷区の七戸和子さん(70)は、福島第1原発事故から12年たっても、福島県では問題が残ったままだと訴えました。「まだ3万人も避難中です。私たちはこれからも不安を抱えながら生活していくし、福島の人たちも放り出されたまま。福島の反省の上にと言うなら、原発をやめるべきです」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月12日より転載)