原発問題全道連絡会と国民運動北海道実行委員会は11日、札幌駅前で「福島第1原発事故を忘れない」と定例の「イレブンアクション」昼休み宣伝を繰り広げました。
堀一代表は、10日に参院本会議で審議入りした原発推進等5法案(GX電源法案)について、老朽化した原発さえ再稼働させる法案だと指摘し、廃案を求める署名を呼びかけました。
道労連の三上友衛議長は、全国各地で地震が頻発していることに触れ、「今日は福島の原発事故が起きた11日。あの事故を二度と起こさせない。そうした思いで署名にご協力ください」と訴えました。
自ら署名に駆け寄った60代の市民は原発推進に突き進む岸田政権を厳しく批判。「ボランティアで福島を何度も訪れ、現地の人の声を聞いてきた身としていたたまれない」と話しました。
ビラを受け取った19歳の青年は「ヨーロッパなどでも進んでいるように、長期的なプランで再生可能エネルギーに変えていくなど未来に向けた取り組みをしてほしい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2023年5月12日より転載)