「関電よ 老朽原発うごかすな!~岸田政権の原発暴走NO!~高浜全国集会」(実行委員会主催)が29日、関西電力高浜原発が立地する福井県高浜町の町文化会館で開かれ、300人が結集しました。
老朽原発の美浜3号機運転と高浜1・2号機再稼働を阻止することを突破口に「原発全廃の大世論を形成し、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を実現する」とした決議を採択。「原発の運転延長許されない」「原発で暴走する岸田は辞めろ」と訴えてデモ行進しました。
集会では原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演代表委員が主催あいさつし、岸田政権による原発回帰の暴走と原発推進等5法案の衆院強行可決に対し「このまま進めば第二、第三のフクシマが起こることは必然ではないか」と強い危機感を表し、福島事故を教訓に原発ゼロを実現したドイツに学ぶ重要さを強調しました。
原子力施設立地の地元である青森、愛媛、鹿児島各県などから連帯の発言がありました。
地元高浜町の住民からは先の町議選結果について、「高浜1、2号ストップで頑張ってきた(日本共産党の)渡辺孝さんが病気で立候補できず議会はほぼ全員が原発容認派で占められるようになった」と残念がる気持ちの一方、全原発廃炉をめざす意欲が示されました。
福井の老朽原発訴訟の会の山本雅彦代表が訴えました。
(「しんぶん赤旗」2023年4月30日より転載)