9日午後3時ごろ、定期検査中の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の「海水電解装置建屋」で火災報知器が作動しました。建屋内にいた作業員が電線から火が出ているのを発見し、消火器で消し止めました。関電によると、けが人はなく、放射性物質の外部への漏えいはないといいます。
建屋は、1号機原子炉建屋から約100メートル離れた場所にあり、放射線管理区域外。取水路からくみ取った海水を電気分解し、貝類などが配管に付着するのを防止する装置が置かれているといい、火は2階の電気設備につながる電線から出ていたといいます。(時事)
(「しんぶん赤旗」2022年12月11日より転載)