さようなら原発1000万人アクション実行委員会が、原発再稼働推進や新増設、老朽原発の運転延長などに突き進む岸田政権の政策に反対し、再稼働中止などを求める署名を呼びかけています。署名は、オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」と紙の両方で取り組みます。締め切りは11月25日。臨時国会中に政府あてに提出します。
政府に、▽稼働した10基の即時停止、新たに稼働しようとしている7基の再稼働中止▽原発運転期間の現行ルールの維持▽新増設・リプレース(建て替え)の中止▽新型炉ではなく福島第1原発を含む廃炉研究の推進―を求めています。
全労連、全日本民医連などでつくる原発をなくす全国連絡会や原水爆禁止日本国民会議(原水禁)、原子力資料情報室、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン、全労協が賛同してます。
岸田政権は、ロシアのウクライナ侵略に端を発したエネルギー危機や「脱炭素」を口実に、原発の積極的利用推進に方針を変更。政府のグリーントランスフォーメーション会議では、再稼働、新増設、老朽原発の運転期間制限(原則40年、最大で60年)の撤廃・延長、新型炉開発などが議論されています。
署名では、原発推進政策は、原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換の妨げとなると指摘。福島第1原発事故の教訓を投げ捨てるものだとしています。
(「しんぶん赤旗」2022年10月31日より転載)