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汚染水海洋放出ストップ・・福島県知事選へ 全国からメッセージ 県革新懇が会見

記者会見する福島県革新懇の(右から)藤倉英一事務室長、佐藤代表、小川英雄事務室次長=25日、福島県庁

 福島第1原発から出る汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を許すかどうかを最大の争点に、一騎打ちの争いとなっている福島県知事選(30日投票)。福島県革新懇は10月25日、記者会見し、海洋放出をストップさせる県政の実現を求めたメッセージが全国から寄せられていると発表しました。

 同革新懇の佐藤政男代表らが、告示後のほぼ1週間という短期間に全国各地の8人の識者、17都府県の革新懇から寄せられたメッセージを紹介しました。

 神戸女学院大学名誉教授の石川康宏氏は、大学ゼミの学生を連れて大震災・原発事故後の福島県を毎年訪れている体験から、事故から長い時間をかけて現段階まで回復させてきた福島の食への信頼を「汚染水の海洋放水によって台無しにしてしまうのは考えられない愚策」と批判しています。

 元日本環境学会会長の和田武氏は、老朽原発を含む再稼働や新増設、汚染水の海洋放出強行を容認できないと述べ、「今回の福島県知事選はきわめて重要」と強調しています。

 知事選では「みんなで新しい県政をつくる会」の草野よしあき氏=日本共産党、緑の党推薦=が海洋放出ストップを正面から訴えています、現職の内堀雅雄氏は賛成、反対を明確にしていませんが、事実上賛成・推進の立場です。

(「しんぶん赤旗」2022年10月26日より転載)