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汚染水放出させない・・福島知事選告示 草野氏が第一声

第一声を上げる草野氏=13日、福島市

現職・内堀氏と一騎打ちの対決

 福島県知事選が10月13日告示(30日投票)され、「みんなで新しい県政をつくる会」の草野よしあき氏(66)=日本共産党推薦=が立候補しました。他に現職の内堀雅雄氏(58)=自民、公明、立憲民主、国民民主の各党の県組織が支援=が立候補し、一騎打ちとなりました。社民党は今回、自主投票の態度です。

 草野氏は、東京電力福島第1原発の汚染水(ALPS処理水)の海洋放出にストップをかけるかが知事選の最大争点であり、「海洋放出をストップさせる県政に転換する」と力を込めました。海洋放出するための事前工事を了承した内堀知事について、「事実上容認の姿勢だ」と批判しました。

 草野氏はまた、全市町村での学校給食無料化、県立高校統廃合中止と見直しなどを掲げ、子育て・教育・医療福祉応援の県政への転換を訴えました。

 第一声には日本共産党の岩渕友参院議員も来援し、「海洋放出や、岸田内閣の原発再稼働の加速や新増設にものを言わない知事でなく、原発ゼロを発信する知事の実現を」と呼びかけました。各界からも「私も草野さんを応援します」とエールが続きました。

 聞いていた奥山昌子さん(78)は「汚染水を流せば世界に広がる。私は隣の宮城県の海沿い生まれで、福島県だけでなく水産業関連への広範な影響も心配。草野さんを応援する」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2022年10月14日より転載)