「ストップ川内(せんだい)原発!3・11鹿児島実行委員会」は8月21日、残り数年で運転開始から40年の法定運転期限を迎える、九州電力川内原発の20年延長運転に反対する集会を、薩摩川内市で開きました。約200人が参加しました。
川内原発は1号機が2024年7月に、2号機が25年11月に運転期限を迎えますが、原子力規制委員会の認可を受ければ、最長20年延長できる仕組みとなっています。
向原祥隆共同代表は「老朽化した原発を動かし続けることがあってはならない。『20年延長運転反対』、この声を大きく広げよう」と呼びかけました。
延長運転に反対する、日本共産党のたいら行雄、県民連合の遠嶋春日児両県議が参加し、あいさつしました。
集会後、参加者は横断幕やのぼり旗を手に、「老朽原発さようなら」「薩摩川内を守ろう」とシュプレヒコールをあげながら、市内の中心部約4キロをパレードしました。
同市と隣接する日置市から参加した女性(54)は「原発がそこにあり続けるだけで不安。今すぐ止めて廃炉にしてほしい。動かし続ければ、核のゴミも出続けます。政府や電力会社は後のことを考えていないのか」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2022年8月22日より転載)