関西電力美浜原発事故で亡くなった検査会社・木内計測の従業員、田岡英司さん(四六、中川一俊さん(四一)、井石智樹さん(三〇、高鳥裕也さん(二九)の四家と同社の合同葬─「お別れ会」(木内計測主催〉が十四日午前十一時から、福井県敦賀市のハートホール橋詰で行われ数百人が参列しました。
久積雅生同社社長が式辞を述べ、同僚、友人、遺族の代表が涙で声を詰まらせながらそれぞれ弔辞を述べました。
青木達也同社美浜営業所長は「一家の大黒柱を失った家族のことを考えると何と言っていいか…。運ばれてくるのがなぜうちの社員ばかりなのかと叫んだのを覚えています」と事故直後、現場に走り、目の当たりにした光景を涙ながらに語っていました。高鳥さんの友人の男性は「よく僕の家に泊まっていっしょに酒を飲んだね。もう声も聞けないのか。悲しい」と、こみ上げる悲しみにとぎれとぎれの言葉で語っていました。
主催者がお礼を述べた後、遺族らは遺影に献花をしました。
同会には日本共産党の佐藤正雄県議(党県県副委員長)と上原修一敦質市議も参列しました。