日本共産党の小池晃書記局長は7月15日、国会内で記者会見し、岸田文雄首相が14日の記者会見で最大9基の原発の稼働を指示したことについて、東京電力福島第1原発事故をめぐり元役員4人に13兆円の賠償を命じた東京地裁判決(13日)にふれ、「超巨額の賠償判決が出た直後に、よくもああいうことをいえたものだ。あの判決を見ていないのか」と厳しく批判しました。
その上で、「原発を稼働させるということがいかに重大な責任を伴うものかということを示す司法判断が出たわけだから、原発9基稼働などという動きは許されない」と指摘。「政府は、『エネルギー供給の安定』を言うなら、急いで100%国産の再生可能エネルギー、省エネルギーへの取り組みを進めていくべきだ」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2022年7月16日より転載)