四国電力と愛媛県は7月8日、伊方原発3号機(愛媛県伊方町)のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」(特重施設)の一部の設備で部品が装着されていなかったと発表しました。
部品の未装着は7日、複数の設備で確認され、8日までに部品を装着し復旧したといいます。
特重施設の運用を開始した昨年10月から7日まで、部品が未装着の設備が事故時に動作不能となる可能性があったため、保安規定が定める運転上の制限を満たしていなかったと判断しました。
特重施設の部品の未装着はこの間、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)、関西電力の高浜原発3号機(福井県高浜町)でも見つかっています。
(「しんぶん赤旗」2022年7月10日より転載)